作品例 六
静岡県西部の遠州地区での祭典で使われる銀巻き笛です。
完成品
歌口周り部分
目抜き周り 横から
槌目はや柄と鱗柄を組み合わせてあります。
色上げによる白仕上げ。
照り仕上げの部分との差がはっきりと出ていてとても綺麗な仕上がりです。
頭部分
小ぶりな目抜きをつけてあります。
下部分
極力軽くするために工夫して軽量化してあります。
下部分は竹に沿わせて内側まで銀をきっちり巻き込んでいます。
基本、全体的に隙間なくきっちりと巻いてあります。
作品例 七
完成品
歌口周り
歌口周り
鏨掘り(たがね)による隠し彫りの技法です。
角度を変えると唐草の文様が浮かび上がります。
幅広の槌目の部分には細い平金線で巻き細かく唐草の文様に彫ってあります。
指周り
幅広の平甲で巻いてあります。
下部分
金でだるまの飾り金具をあしらってあります。
だるまの下地には鏨による隠し彫りを施してあります。
槌目部分は軽くからバフをかけてあります。
作品例 八
歌口周り
白荒らしの上から鏨による掘り仕上げ
打ち出し技法による蓮の花と葉を鏨によって浮き彫りに
市松文様の彫り仕上げ
打ち出し技法によってそれぞれの図柄を立体感をもたせて時間をかけて丁寧に作り上げてあります。
下部分
もみじの飾り細工と扇子の飾り細工
扇子の柄は透かし技法によって細かな部分まで丁寧に作り上げてあります。
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